コラム

コウテイペンギンに迫る危機

今日は「NATIONAL GEOGRAPHIC」に記載されていた、コウテイペンギンについての記事を紹介したいと思います。

みなさんは“コウテイペンギン”というペンギンを知っていますか?

体高およそ 100 センチ、体重は 40 キロほどになるペンギンの中では最大の種だそうです。

産卵に体力を消耗した雌のペンギンは空腹になるとパートナーに卵を預け、海に餌を求めて旅立ちます。

極寒の間、雄のペンギンたちは身を寄せ合い雌の帰りを待ちながら卵を守るので、体重は半分近くまで減るそうです。

全ての卵がふ化に成功するわけではなく、パートナー同士の絆が強ければ強いほど、ひなの生存率は高まります。

ペンギンにこれほど夫婦愛があると知っている人は、多くはいないでしょう。

私もその一人でした。とてもロマンティックで魅力的な動物ですね。

しかし、コウテイペンギンに消滅の危機が訪れています。

海氷はペンギンにとって繁殖や狩りをするための拠点でもある必要不可欠な場です。

2019年に発表された研究によると、南極の海氷域は5年前から急激な減少が始まり、長期的な平均値を下回る状況が続いています。

気候変動に対して早急に手を打たなければ、大幅な減少が続くと予測されています。

また、米ウッズホール海洋研究所の研究では、炭素排出量が抑制されなければ、2100年までにコウテイペンギンのコロニー(集団繁殖地)は8割が減少する可能性があると予測されています。

その頃の地球の平均気温は 3~5℃上昇している予測ですが、研究所で海鳥について研究するジュヌブリエによると、上昇を 1.5℃までに抑えられれば失われるコロニーは2割近くにとどめることができるそうです。

地球温暖化による動物たちへの影響は深刻です。温暖化の原因に無関係である動物のために

私たち人間はどう行動すべきなのか考えて行動し続けなければいけません。

引用「NATIONAL GEOGRAPHIC」(シュテファン・クリストマン,p68)